ユーロ圏:2月インフレ率、2カ月連続鈍化-通信料金値下がり

ユーロ圏の2月のインフレ率は前月 を下回り、2カ月連続で低下した。通信料金の値下がりが背景。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が15日発表した2月の ユーロ圏消費者物価指数(改定値)は前年同月比1.8%上昇。1日発表 の速報値と一致した。前月は2%上昇だった。2月は前月比では0.4% 上昇した。

エネルギーやアルコールなど変動の激しい項目を除いた2月のコア インフレ率は前年同月比1.3%と、前月と同水準だった。

欧州中央銀行(ECB)は先週、政策金利を0.75%に据え置くこと を決めた。ドラギ総裁は政策発表後、インフレ見通しは「おおむね均 衡」との認識をあらためて示した。ECB予測によれば、今年のユーロ 圏インフレ率は1.6%と、中銀の目安である2%を下回る見通し。経済 成長率はマイナス0.5%が見込まれている。

北ドイツ州立銀行(ノルトLB)のエコノミスト、イエンス・クラ マー氏(ハノーバー在勤)は統計発表前、「インフレはドイツやユーロ 圏全体の経済にとって深刻なリスクではない」とし、「極めて低い金利 を維持する根拠として、インフレ率低下はECBにとって非常に心地よ い」と語った。

発表によると、食料とアルコール、たばこの価格は前年同月 比2.7%上昇した。1月は3.2%上昇だった。通信費は5.2%下落した。

原題:Euro-Area Inflation Slows to 1.8% on Telecommunications (1)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.

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