今日の国内市況(3月15日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株続伸、内外景気好転で輸出、海運主導-日銀始動に期待も

東京株式相場は続伸しTOPIX、日経平均株価とも昨年来高値を 更新。米国の雇用関連統計の改善を好感したほか、国会同意を受けた日 本銀行の新執行部に対する期待感も広がった。ゴム製品や電機など輸出 関連株が上げ、アナリスト評価の改善が相次いだソニーはTOPIXの 上昇寄与度で1位。海運や素材、小売など相対的に景気敏感業種の強さ が目立った。

TOPIXの終値は前日比13.48ポイント(1.3%)高の1051.65 と、2008年10月2日以来の高値水準。日経平均株価は179円76銭 (1.5%)高の1万2560円95銭ときょうの高値引けで、08年9月8日来 の1万2500円を回復した。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの中尾剛也シニアイン ベストメントマネジャーは、新体制となった日銀の初会合という大きな イベントを控え、「期待先行で日本株は上がっている」と指摘。また、 欧米と比較し「金融緩和の出口から一番遠い日本は投資対象になりやす

●債券は続伸、日銀新体制による追加緩和期待が支え-超長期債に買い

債券相場は続伸。日本銀行の新体制による金融緩和強化への期待が 相場を支えたほか、投資家からは超長期物などの現物債に買いが入っ た。

トヨタアセットマネジメントの浜崎優チーフストラテジストは、 「金利水準は低くとも金融政策に対する期待から持ち高を減らす選択肢 は取りにくく、大型連休前後まで金利は上昇しにくい。短期的には期末 接近で取引が手控えられるため、金利がいったん切り上がる場面もあり そうだが、投資家は押し目買いで対応する公算が大きい」との見方を示 した。

現物債市場では、超長期物が上昇。前日に入札された新発20年 物143回債利回りは前日終値(1.64%)を下回り、一時1.605%まで低下 した。新発30年物38回債利回りは0.5bp低い1.765%を付けた。

●ドル・円96円前半、日銀緩和期待が支え-「黒田」人事案を国会承認

東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=96円前半中心の展 開。日本銀行の金融緩和への期待が下支えとなった。国会はこの日、日 銀正副総裁人事案を承認した。

午後4時5分現在のドル・円相場は96円11銭前後。日銀人事案同意 が伝わった午前10時すぎには96円26銭まで円が売られる場面が見られ た。その後、いったん95円89銭まで円高に振れたが、午後にかけてはじ りじりと値を切り上げ、一時96円28銭を付けた。

大和証券の亀岡裕次チーフ為替ストラテジストは、日銀人事承認後 の焦点について、「結局、政策の中身で、どこまでのものをやるのかと いうところだ」と指摘。金融緩和に対する市場の期待は高まっているた め、「ハードルは高い」と話した。

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