EU首脳会議、キプロス救済合意の道開く-財務相らが15日会合

14日ブリュッセルで開かれた欧州連 合(EU)首脳会議を受けて、ユーロ圏財務相らが15日の会合でキプロ ス救済策で合意する道が開けた。

EU首脳会議の途中でユーロ圏指導者と会談したルクセンブルクの ユンケル首相は15日早朝、「キプロス問題を解決せずに週末が終わるこ とは考えられない」と言明した。EU首脳会議は15日に外交政策を議論 して閉幕する予定で、その後ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)が 開かれる。

キプロスは昨年6月に救済要請したが、債務削減方法をめぐって支 援協議が難航し、合意が遅れている。キプロスの前政権はユーロ圏諸国 の救済を監督するトロイカが突き付けた要求を拒否していた。先月のキ プロス大統領選挙で選出されたアナスタシアディス氏は14日、EU首脳 会議に初参加した。

EU首脳は14日、キプロス支援の合意条件を順守するため「断固た る」行動を約束しているアナスタシアディス大統領を歓迎した。カタイ ネン首相は14日、キプロス新政権が前政権よりも「信頼性が高い」との 見解を示した。

IMF関与

フィンランドのカタイネン首相は域内の財務相らが15日のキプロス 問題協議に先立ち、首脳から具体的な指示を受けていないと説明。いか なる支援合意にも持続可能な債務への道筋が盛り込まねばならず、国際 通貨基金(IMF)の関与も必要との見解をあらためて示した。

カタイネン首相は「支援パッケージにIMFの関与が必要な理由は 2つある」と述べ、「IMFのノウハウが必要であること」に加え、 「資金の拠出者がユーロ圏諸国だけにとどまらないほうがなお良い」た めだと語った。

オーストラリアのファイマン首相は記者団に対し、財務相会合が15 日中に合意できる可能性があると述べた。

ユーログループ議長を務めるオランダのダイセルブルーム財務相 は13日、財務相らが救済規模を予想されていた170億ユーロ(約2 兆1200億円)から約100億ユーロに縮小を目指していると述べていた。

原題:EU Leaders Pave Way for Deal on Cyprus Aid When Ministers Meet(抜粋)

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