全人代、李克強氏を首相に選出-中国の成長モデル転換に挑む

中国の全国人民代表大会(全人代、 国会に相当)は15日、李克強副首相を新たな首相に選出した。経済博士 号を持つ中国首相は李氏が初めて。世界2位の経済大国となった中国の 成長モデルの輸出から消費主導型への転換に政策当局が苦慮する中、李 氏の専門的な知識と経験が求められそうだ。

李氏(57)は内閣に相当する国務院のトップを温家宝首相から引き 継ぐ。全人代は副首相やその他の閣僚、中国人民銀行(中央銀行)総裁 を含む主要人事を16日に決める。

最新の経済統計では中国が景気促進に依然として輸出と国内投資に 依存していることが示され、都市化を国内の最優先政策として掲げる政 府が直面する課題を浮き彫りにしている。李氏は全人代が閉幕する17日 に政策課題の詳細を示す。新首相は慣例として全人代閉幕後に記者会見 を開く。首相選出の投票結果は賛成2940票、反対3票、棄権6票だっ た。

米ハーバード大学ケネディ行政大学院のウィリアム・オーバーホル ト上級研究員は「課題が山積している。中国政府と共産党はここ数年、 国を前進させる体制を敷くよりも、受け身の構えを取るのに慣れてしま った」と語った。同氏は香港で野村ホールディングスの地域ストラテジ ストを務めていた。

李氏は昨年11月、国家主席に14日選出された習近平氏に次ぐ共産党 序列第2位に就いていた。1955年7月に安徽省で生まれた李氏は、文化 大革命時には同省で労働に従事。94年に北京大学で経済博士号を取得し た。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE