ユーロ危機の再燃、ドイツが直面する最大の脅威-総選挙控え

ユーロ圏諸国を3年半にわたり傷つ けた債務危機の再燃は、選挙の年を迎えたドイツにとって最大の脅威だ と、政策当局者や著名エコノミストは指摘する。

イタリアやアイルランドなどのソブリン債利回りが低下したからと いって、欧州各国政府は財政赤字削減努力を緩めることができるという 錯覚に陥ってはならない。ドイツ銀行のシニアアドバイザー、トーマ ス・マイヤー氏やベレンベルク銀行のホルガー・シュミーディング氏ら エコノミストは14日、ブルームバーグがベルリンで初主催した「ドイ ツ・デー」会議で語った。

シュミーディング氏は同会議のパネル討論会で、「いま緊縮をやめ ようとする国が出てくれば信頼は粉々になるだろう。恐らく別の国が追 随し、ユーロ圏危機の新たな波が起きる。これに伴って域内の企業投資 が減り、雇用も減少するだろう」との見方を示した。

ブリュッセルで開かれている欧州連合(EU)首脳会議は2日目 の15日、ユーロ圏で5番目の支援要請国となったキプロスの金融支援問 題を協議する。

独連立政権の一翼を担う自由民主党(FDP)の予算担当スポーク スマン、オットー・フリッケ氏は、9月22日実施の連邦議会選挙を意識 するドイツの政治家はキプロス支援を支持する可能性が高いと分析。投 資家も恐らく支援に貢献せざるを得ないだろうとの見方を示した。メル ケル独首相は選挙での勝利と首相3選を目指している。

原題:Euro-Crisis Redux Seen as Greatest Threat to German Powerhouse(抜粋)

--取材協力:Stefan Nicola、Brian Parkin.

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