米アライの資本計画、FRBは認めず-基準満たさないと判断

米政府が過半出資している米アラ イ・ファイナンシャル(旧GMAC)の資本計画は、米連邦準備制度理 事会(FRB)の承認を得られなかった。FRBはアライの計画策定プ ロセスと自己資本比率が基準を満たしていないと判断した。

FRBが14日公表したデータによると、自動車金融会社アライの中 核的自己資本(Tier1)比率は、修正後の資本計画を加味した場 合、深刻な景気悪化シナリオのケースで1.52%と、当局が設定する最低 基準の5%を下回った。これは同社が最初に提出した資本計画に基づく 同比率の1.78%よりも低い。

FRBによれば、アライは「不備」修正後にあらためて資本計画を 提出しなければならない。当局は「定量および定性的な面」で疑問を呈 している。

アライは自己資本比率の計算をめぐってFRBとたびたび対立。先 週発表されたストレステスト(健全性審査)の結果について同社は、「 根本的欠陥がある」として異議を唱えていた。同社は米政府から172億 ドル(現在の為替レートで約1兆6500億円)の金融支援を受け、現在も 財務省が同社株を74%保有している。

アライの発表文によれば、同社は今回のステレステストのシナリオ に基づく自己資本比率を5.7%と見込んでいた。同社はFRBが想定し た自動車ローン事業での損失は「厳しい経済状況でも起こり得ない」と 反論。米政府が保有する59億ドル相当の優先株を自らの判断で中核的自 己資本に組み入れることがFRBは可能だと指摘した。

原題:Ally Financial’s Capital Plan Rejected by Fed After Stress Tests(抜粋)

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