13年度の太陽光の買取価格10%引き下げへ-独中の3倍は維持

経済産業省資源エネルギー庁は調達 価格等算定委員会を開き、2013年度の太陽光発電の固定買取価格につい て1キロワット時当たり10%引き下げる案を決めた。風力や地熱発電な どは据え置く。

太陽光の買取価格が引き下げられても、同分野で最大規模の市場を 持つドイツや中国の約3倍の水準は維持する。ブルームバーグのまとめ たデータによると、日本は今年、世界3大市場の一角に食い込む見通 し。

日本太陽光発電協会の事務局長、茅岡日佐雄氏は「太陽光市場は伸 びているが、これで大きく変わるとは考えられない。引き続き市場が伸 長する価格と思われる」と語った。

日本は昨年7月から再生可能エネルギーの固定価格買取制度を実 施。京セラなど太陽光パネルメーカーが太陽光発電所の建設を開始した ほか、携帯電話大手ソフトバンクなどが市場に参入した。

13年度の太陽光の買取価格は前年度の42円から37.8円に下がる。ブ ルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンスの試算によると、最低37 円あれば企業が太陽光発電所を建設するインセンティブは維持される。

ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナンスのアナリスト、中 村有吾氏は、新価格について「まだ十分に魅力的」とし、企業にとって は6%の投資収益率が見込めることを理由に挙げた。「そうはいって も、今年第2四半期(4-6月)は認定申請の勢いが鈍りそうだ」と述 べた。

13年度の新価格案に基づいた負担額は1キロワット時当たり0.4 円。一般家庭の負担額は月120円となる見込み。前年度は87円だった。

原題:Japan’s Plan for 10% Solar Price Cut Retains Incentive for Boom(抜粋)

--取材協力:Iain Wilson.

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