ジョブズ氏意識か、サムスン電子の「ギャラクシーS4」発表会

韓国のサムスン電子は14日ニューヨ ークで、スマートフォン(多機能携帯端末)の新製品「ギャラクシーS 4」発表会を米アップルのようなスタイルで実施する。ラジオシティ・ ミュージックホールで行われる発表会の様子はストリーミング中継さ れ、タイムズスクエアの大型画面に映し出される。

アップルの故スティーブ・ジョブズ氏のような人物はサムスン電子 にはいない。今回の発表会でプレゼンターの役割を担うのは、同社モバ イル事業責任者の申宗均氏だ。

ジョブズ氏がジーンズと黒のタートルネック姿で発表会に登場して いたのに対し、申氏が好むのは青のブレザーと褐色のスラックス。脚光 を浴びるのは端末の方だ。申氏にカリスマ性が足りないとしても、世界 のスマートフォン販売でアップルを抜いたサムスンにとって打撃ではな い。

技術系コンサルティング会社クリエーティブ・ストラテジーズの創 設者、ティム・バジャリン氏は「ジョブズ氏のような人材がいなくて も、サムスンはここ4-5年でひっそりと素晴らしい業績を上げてき た」と述べ、「大がかりな宣伝を行わずに素晴らしい発展を遂げ、市場 で強力な地位を築いた」と指摘した。

「スティーブ・ジョブズ 驚異のプレゼン-人々を惹きつける18の 法則(原題 “The Presentation Secrets of Steve Jobs”)」の著者 でコミュニケーションコーチでもあるカーマイン・ガロ氏は、「ジョブ ズ氏が基準そのものだ」と話し、「彼はプレゼンテーションというアー トを高めた。息を飲ませるようなやり方で、刺激的かつ教育的、それで いて娯楽性もあり、気分を明るくさせるプレゼンテーションだった」と 続けた。

サムスンで研究開発に打ち込んできた申氏の母国語は英語ではな い。ガロ氏は「カリスマ性とは言葉によるものではない。感情的なつな がりだ」と述べ、語学力は問題ではないとの見方を示した。

2012年末までにサムスンはアップルを抜いて、世界最大のスマート フォンメーカーとなった。ブルームバーグがまとめたデータによると、 昨年第4四半期(10-12月)の出荷台数のうちサムスンのシェア は29%、アップルは21%だった。

原題:Steve Jobs Standard Hovers Over Samsung’s Shin for Galaxy Debut(抜粋)

--取材協力:Joel Rosenblatt、Karen Gullo、Jungah Lee、Lisa Rapaport.

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