欧州株:4年半ぶり高値、米経済指標を好感-EU首脳会議も注視

14日の欧州株式相場は4年半ぶり高 値を付けた。先週の米失業保険申請件数が予想に反して減少したことが 手掛かり。2日間の日程で開催される欧州連合(EU)首脳会議に注目 が集まっている。

イタリアのゼネラリ保険はほぼ3年ぶりの大幅高となった。第4四 半期の営業利益が増加した。ドイツのセメントメーカー、ハイデルブル クセメントは08年以来の高値に達した。同社債務が予想以上に縮小した ことが好感された。独ルフトハンザ航空は3.6%上昇。エアバスから航 空機を購入することで合意した。

ストックス欧州600指数は前日比1.1%高の298.52で引けた。これ は2008年6月以来の高値。年初来では6.7%上げている。

PFAペンション(コペンハーゲン)のシニアストラテジスト、ウ ィトルド・バーク氏は「相場はじりじりと上昇している。財政面での向 かい風にもかかわらず米経済データが予想を上回っていることが支援材 料だ」と発言。「その一方で懸念も徐々に高まっている。特にユーロ圏 の動向に関してだ。首脳会議から具体的な対策が出るとは誰も見込んで いないが、キプロスなどに関して予想外なことも起こり得る」と語っ た。

EU首脳会議とは別に、キプロス支援を協議するためにユーロ圏財 務相会合が15日に開かれる。リセッション(景気後退)に見舞われてい る南欧諸国で失業が増加。債務危機に代わって欧州で最も大きな悩みの 種となっているのに伴い、当局が緊縮策を緩和する可能性がある。

米労働省が発表した先週の新規失業保険申請件数は、前週比1万件 減の33万2000件。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト49 人の予想中央値は35万件への増加だった。

この日の西欧市場では18カ国中15カ国で主要株価指数が上昇した。

原題:Europe Stocks Rise to 4 1/2-Year High as Leaders Meet for Summit(抜粋)

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