クノット氏:ECBは緩和維持へ、ユーロ相場は見通し変えず

欧州中央銀行(ECB)の政策委員 会メンバー、オランダ中銀のクノット総裁は14日、ユーロの為替相場が ECBの景気見通しを変えることはないと述べた。また、ECBが緩和 的な金融政策を継続すると考えていると語った。

同総裁はアムステルダムで、「われわれの認識では、ユーロ相場は ファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)が指し示す水準にかなり近 い」と述べ、ユーロ圏が見舞われてきた混乱に照らせば「驚くほど安定 している」と付け加えた。「従って、われわれが以前に行った予想にユ ーロ相場が特段の影響を与えるとは考えていない」と続けた。

先週の政策委では利下げが協議されたものの、結論は据え置きとな った。ドラギ総裁が決定後の記者会見で語っていた。

クノット氏は「ECBの金融政策姿勢は極めて緩和的だ。長期にわ たって緩和的姿勢を維持してきた。私としては、今後数カ月の穏やかな インフレ環境の下、ECBが緩和的姿勢を維持することは可能だと予想 している」と語った。

また、国債を購入する「アウトライト・マネタリー・トランザクシ ョン(OMT)」プログラムの発表がユーロ圏内の国債のスプレッドを 縮小させたことを指摘し、「金融政策の効果波及のプロセスにも顕著な 改善があった」と述べた。

ECBが講じた非伝統的な金融措置は奏功したとし、「全体とし て、ユーロ圏のインフレ期待は抑えられており、金融市場の分断状態は 軽減されたと結論付けることができる」と指摘。「デフレという破滅的 なシナリオも回避された」と締めくくった。

原題:Knot Says ECB to Keep Easy Policy, Euro Won’t Alter Forecasts(抜粋)

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