スペイン:8.03億ユーロ調達、コスト低下-機を見て計画外入札

スペイン政府は14日、計画外の国債 入札を実施した。流通市場での利回り低下を受けて実施を決めたもの で、借り入れコストは前回の入札に比べ低下した。

プライマリーディーラーのみを対象としたこの日の入札での発行高 は計8億300万ユーロ(約1000億円)。計画外の臨時入札のため、目標 額は設定されていなかった。

2029年償還債の平均落札利回りは5.224%と、2月7日の入札時 の5.787%を下回った。40年償還債は5.434%(昨年12月13日 は5.893%)、41年償還債は5.432%(1月17日は5.696%)だった。

スペイン10年債は臨時入札が発表された12日まで10営業日続伸し、 利回りは同日に一時、10年11月以来の低水準を付けた。13日のイタリア の入札では政治混乱への懸念から落札利回りが上昇していた。

UBSの金利ストラテジスト、ジャスティン・ナイト氏は電話で、 政府が追加の入札を実施したということは「今まで想定していた以外に も買い手がいると考えたということだろう。年金基金や保険会社など、 長期債で幾分の上乗せ利回りを求めている投資家が関心を持っているよ うだ」と話した。

この日の入札で、応札倍率は29年償還債が4.1倍(2月は2.02 倍)、40年償還債は2.4倍(昨年12月は2.09倍)、41年償還債は2.13倍 (1月は2.0倍)。

当局は12日時点で、今年の中・長期債発行計画の30%を消化したと していた。今月の計画通りの入札としては、19日に短期証券、21日に国 債がそれぞれ控えている。

原題:Spain’s Borrowing Costs Drop in 803 Million-Euro Surprise Sale(抜粋)

--取材協力:David Bartolomemartinez.

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