スイス中銀:フランの対ユーロの上限維持-ゼロ金利政策も継続

スイス国立銀行(SNB、中央銀 行)は14日の政策決定会合で、スイス・フランのユーロに対する上限の 維持を決定した。

ヨルダン総裁率いるスイス中銀は、1ユーロ=1.20フランの上限を 堅持するためにあらゆる措置を講じる用意があると表明した。

政策金利である3カ月物ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)の 誘導目標についてもゼロから0.25%のレンジに据え置いた。ブルームバ ーグ・ニュースのエコノミスト調査で22人全員が予想した通りだった。

ウニクレディトのエコノミスト、アレグザンダー・コッホ氏(ミュ ンヘン在勤)は「インフレ見通しは下向きとなっているが、全体像は同 じだ」とし、「2011年の上限設定以来、中銀の姿勢は相対的に変わって いない。上限を微調整の対象としないことを明確にしており、スイス中 銀はこの姿勢を続けると思う」と語った。

フランの対ユーロ相場は政策発表後に一時、前日比で0.2%下げ た。チューリヒ時間午前10時18分(日本時間午後6時18分)現在は1ユ ーロ=1.2357フラン。欧州中央銀行(ECB)がユーロ防衛を表明した 昨年7月以降では2.6%下げている。

ヨルダン総裁は2月27日の新聞インタビューで、ユーロ危機が再燃 する可能性があることから、フランの上限撤廃は程遠いとの見解を示し た。スイス中銀はこの日、同様の認識を示した。

原題:SNB Keeps Up Franc Defense as Euro-Area Crisis Risks Persist (2)(抜粋)

--取材協力:Harumi Ichikura、Emma Charlton.

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