今日の国内市況(3月14日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株3日ぶり反発、不動産など内需主導-日銀と景気期待で

東京株式相場は3日ぶりに反発。政府による日本銀行の正副総裁人 事案を衆院が同意し、大胆な金融緩和策への期待から不動産や倉庫株が 午後に一段高となった。労使交渉での賃上げの動きなど国内景気に明る いムードも出て、相対的に証券やサービスなどを含む内需関連株が強 く、年度末を控えた売り圧力を吸収した。

TOPIXの終値は前日比6.75ポイント(0.7%)高の1038.17、日 経平均株価は141円53銭(1.2%)高の1万2381円19銭。

大和住銀投信投資顧問・株式運用部の岩間星二ファンド・マネジャ ーは、「マーケットでは日本銀行の踏み込んだ金融政策に対する期待が 高まっている」と指摘。短期的な調整は入るかもしれないが、「7月の

●債券上昇、日銀緩和強化の観測が支え-20年債入札弱めで超長期安い

債券相場は上昇。日本銀行による金融緩和強化の観測を背景に先物 や中長期債は買いが優勢だった。半面、きょう実施の20年債入札は最低 落札価格が予想を下回るなど弱めの結果となり、超長期債は下落した。

東京先物市場で中心限月の6月物は、前日比2銭安の145円09銭で 取引を開始し、直後に145円05銭まで下落。その後は水準を切り上げ、 上昇に転じた。午後零時45分の20年債入札の結果発表直後に再び下げた ものの、すぐに持ち直して、145円19銭まで上昇。結局は6銭高の145 円17銭で引けた。

ソシエテ・ジェネラル証券の菅原琢磨シニア円債ストラテジスト は、20年債入札結果は弱めだったとしながらも、日銀の国債買い入れ増 額期待で10年ゾーンまでの金利上昇は限定的だと指摘した。「市場は金 融緩和をかなり先取りしており、緩和決定の前後に出尽くし感が広がる 可能性があるものの、2%の物価目標を掲げる限り、緩和期待は恒常的 に残る」とも話した。

●円が対ドルで上昇、日銀新体制に注目-豪雇用統計が影響との見方も

東京外国為替市場では、円が対ドルで上昇。明日にも国会で最終的 な同意が得られる見通しの日本銀行の新体制が取り得る追加緩和の選択 肢は限られるとし、短期的な円の買い戻しの可能性を指摘する声が市場 関係者から聞かれた。

午後4時10分現在のドル・円相場は1ドル=96円06銭前後。オース トラリアの雇用統計の発表があった午前9時30分ごろから円買い・ドル 売りが加速し、一時は95円69銭を付ける場面があった。その後はドルが 買い戻されている。

IG証券の石川順一マーケットアナリストは、「日経平均株価が後 場に上昇基調を強めたのにつれて、リスクオンの円売りが出た」と説明 した。日銀の新体制による金融緩和に関しては「外債購入は事実上の介 入なので無理だし、付利撤廃も困難ではないか。日銀の取り得る選択肢 は意外と限られそうだ」とし、追加緩和が短期的な円買い戻しを誘発す る可能性を指摘した。

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