英国債のリターンは世界最悪-緊縮疲れのリスク

英国の経済成長が財政緊縮策の影響 でもたつく中で、英国債のパフォーマンスは世界最低となっている。こ れは、オズボーン財務相の公約に対する市場の信頼が失われつつあるこ とを示すものだ。

英国債のリターンは為替調整ベースで今年これまでにマイナス1% と、ブルームバーグと欧州証券アナリスト協会連合会(EFFAS)が フォローする26指数で最悪となった。ブルームバーグ・ニュースが調査 した21人の予想中央値によれば、指標となる10年国債(表面利 率1.75%)利回りは13日の1.95%から年内に2.4%に上昇する見通し だ。ブルームバーグのデータによると、年末時点の税引き前リターンは マイナス2.4%となる。

オズボーン財務相は2010年の連立政権発足当初、向こう2年間の成 長率が最低でも5%となる一方、財政赤字が国内総生産(GDP) 比11%から5年間で2%に低下し、英国は最高格付けを維持できると表 明した。しかし実際には成長率は1.1%にとどまり、財政赤字比率も約 8%のままだ。ムーディーズ・インベスターズ・サービスは先月、英国 の格付けを最上級から引き下げた。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、デービッド・シュナウツ氏は 8日のインタビューで、「緊縮疲れのリスクがある。財務相の実績は失 望感を誘う成長率によって脅かされている。利回りは今年1年を通じて 上昇が見込まれる」と述べた。

原題:Gilts Worst in World Show Osborne Austerity Fatigue: U.K. Credit(抜粋)

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