浜田内閣官房参与:円安のスピード速すぎるという感じはない

内閣官房参与の浜田宏一米エール大 学名誉教授は14日、昨年秋以降に進んだ円安のスピードが速すぎるとい う感覚はないとして、自民党の山本幸三衆院議員が適正な為替水準とし て指摘する1ドル=98円から100円は「いいのではないか」と語った。

自民党本部で開かれた山本氏が会長を務める「デフレ・円高解消を 確実にする会」での講演後、記者団に語った。為替の水準について「よ く分かりません」とした上で、「山本先生の98円とかがいいんじゃない んですか。98円とか100円とかいうのは」と語った。

日銀法改正は必要との認識も示した。金融緩和策としての市場から の国債買い入れの対象としては「10年物を買うなんていうのもいい。短 期の国債で政策がうまく実行できるなら長期国債を買わなくてもいいし 長期国債を買って実行できるなら株式を買わなくてもいい」と語った。

山本氏は公式ウェブサイドに掲載した「海外投資新聞」のインタビ ューで、マネタリーベースがきちんと増えれば、「ドルは98円になるだ ろうと試算している」と発言。2月のブルームバーグ・ニュースのイン タビューで1ドル=95円から100円が適正水準との見方を示している。

これに先立ち、浜田氏が講演で配布した資料は、通貨安競争は変動 相場制の下では「むしろ望ましい」と明記。講演では、各国の金融政策 について「為替レートを目標にしたらだめだが、インフレ率なり雇用な りを目標にして自分の国のためにやってくれればレッセフェール(自由 放任)がいく」と述べ、各国が国内問題解決のために金融緩和を進めて も為替は市場原理によって適正水準に落ち着くとの見解を示した。

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