ドイツ銀:CDO利益相反、16.7億円支払いで州監督当局と和解

ドイツ銀行が金融危機以前に債務担 保証券(CDO)の利益相反に関する情報開示を怠ったとされる問題 で、同行は米マサチューセッツ州の監督当局に1750万ドル(約16億7700 万円)を支払うことで和解した。

マサチューセッツ州のガルビン州務長官は13日の同意命令の中 で、2006年の「カリーナ」と呼ばれるCDOの組成に自行の自己勘定取 引グループとヘッジファンドが関与していたにもかかわらず、ドイツ銀 の証券部門(DBSI)は買い手への周知を怠ったと指摘。自己勘定取 引グループとファンドは、このCDOや同種の証券の一部について価値 の下落を見込んだ投資を意図しており、DBSIの監督上の過失があっ たと認定した。

ガルビン州務長官は「DBSIが開示しない限り、これらの利益相 反を投資家は知りようがなく、知っていればカリーナに投資してはいな かっただろう。格付け会社がその後1年もたたずにカリーナをジャンク 級(投機的格付け)に格下げした結果、多額の損失が発生した」と非難 した。

同意命令によれば、ドイツ銀は法令違反を肯定も否定もしていな い。同行の広報担当レニー・カラブロ氏は「今回の和解によって、この 問題が決着したことに満足している」とコメントした。

原題:Deutsche Bank Pays $17.5 Million to End Massachusetts Probe (1)(抜粋)

--取材協力:David Scheer.

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