ダラス連銀が米銀の規模規制案-JPモルガンは半減必要に

米ダラス連銀がまとめた政府の銀行 支援制限案が実現すれば、資産規模で米銀トップのJPモルガン・チェ ースと同2位のバンク・オブ・アメリカ(BOA)は国内の消費者向け 金融と商業貸し付け部門を半分未満に縮小する必要に迫られる。

ダラス連銀のハービー・ローゼンブラム執行副総裁はインタビュー で、同案によって米大手金融機関の預金保険対象部門の資産が約2500億 ドル(約24兆円)に制限され、投資銀行部門と従来型の融資業務との垣 根を築くことになると説明。この上限は連邦預金保険公社(FDIC) が公的資金を利用せずに破綻銀行を閉鎖する上で必要だと付け加えた。

銀行は大き過ぎてつぶせないという状況を是正する取り組みが十分 でないとして民主・共和両党から不満が相次いでおり、ローゼンブラム 氏とダラス連銀のフィッシャー総裁もこれに同調している。FDICの ホーニグ副総裁は大手金融機関の分割を呼び掛け、ブラウン上院議員 (民主、オハイオ州)も規模の制限を求めている。

ローゼンブラム氏は「メガバンクの商業銀行業務と他の業務の間に 高い壁を設けながら、預金保険対象部門を迅速に閉鎖・解散できる規模 にする必要がある」と強調した。

フィッシャー総裁は1月16日の講演で、同案の概要を明らかにした ものの、規制の具体的内容には言及していなかった。

JPモルガン・チェースの当局提出書類によると、同行の米消費者 金融・商業貸し付け部門の資産規模は昨年末時点で6460億ドル。BOA の同種の部門の資産は6860億ドル。ダラス連銀が提案した上限を下回る 水準にするには、両行はいずれも資産を約60%縮小させる必要がある。

原題:Dallas Fed Cap Would Force U.S. Banking Units to Shrink by Half(抜粋)

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