豪州:2月の雇用者数、予想超える約13年ぶり大幅増加

オーストラリアの2月の雇用者数は 約13年ぶりの大幅増となった。これを受け、オーストラリア準備銀行 (中央銀行)が利下げを継続するとの観測は後退。豪ドルは約1カ月ぶ り高値を付けた。

豪統計局が14日発表した2月の雇用者数は前月比7万1500人増 と、2000年7月以来の大きな伸びを記録した。ブルームバーグがまとめ たエコノミスト24人の予想中央値は1万人増だった。求職者が増えたこ とから、失業率は5.4%で前月比横ばいだった。

豪州では鉱業が盛んな北部と西部の地域が活況な一方、南部と東部 の建設業者や製造業者はやや厳しい状況にあるが、この日の統計はこう した不均衡がこれまでの利下げの効果で改善しつつあることを示した。 豪中銀は過去1年5カ月で計1.75ポイントの利下げを実施した。

フルタイム雇用者数は1万7800人増加。パートタイム雇用者数は5 万3700人の増加だった。労働参加率は65.3%で、1月の65%から上昇し た。

JPモルガン・チェースの豪州担当チーフエコノミスト、スティー ブン・ウォルターズ氏は「この日の統計を受け、豪中銀が近く政策金利 を引き下げるのは極めて困難になった」と指摘。「パートタイム、フル タイムとも雇用者が増加し、1月の数字も上方改定された。労働時間も 増えている。ほぼ出来過ぎだと言っていい」と語った。同氏の予想は2 万5000人増で、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想で最大だっ たが、発表された数字はこれさえも大きく上回った。

雇用統計発表後、豪ドルはシドニー市場で1豪ドル=1.0383米ドル と、2月6日以来の高値を付けた。発表前は1.0306米ドルだった。

原題:Australia Adds Most Workers Since 2000 as Rate Cuts Kick In (1)(抜粋)

--取材協力:Daniel Petrie、Victoria Batchelor、Garfield Reynolds.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE