バフェット氏保有の鉄道、米パイプライン論争尻目に快走

米国ではパイプライン「キーストー ンXL」が建設されなくても、原油は動く。資産家ウォーレン・バフェ ット氏が保有するバーリントン・ノーザン・サンタフェなどが運営する 鉄道が代替輸送手段として活躍している。

ホワイトハウスでは、カナダのトランスカナダによるパイプライン 建設をめぐる論争が続いているが、ノースダコタ州のバッケン層の原油 をテキサス州の湾岸地帯にある製油所まで輸送しているのは鉄道だ。

この状況は雇用の増加にもつながっており、鉄道輸送業界の雇用 は2009年末以降で9.1%増えた。このペースは雇用全体の2倍以上だ。

米調査会社IHSグローバル・インサイトの運輸担当マネジングデ ィレクター、チャールズ・クローディス氏は「雇用、資産、投資機会に 波及効果をもたらしている。パイプラインで輸送できない原油が過剰に ある。毎週、確実な収益を得ており、鉄道会社は原油を輸送することで かなりの利益を上げている」と述べた。

米鉄道協会(AAR)の2月21日の発表によると、12年の鉄道によ る原油輸送は256%増の23万3811両分(1億6700万バレル)。ブルーム バーグがAARとエネルギー省のデータをまとめたところ、国内産油量 の7%以上に相当し11年の2.3%から上昇した。

同省によると、米国の昨年の国内産油量は日量76万6000バレル増 え、1859年にペンシルベニア州で商業油田が初めて掘削されて以降、最 高の伸びを示した。

この鉄道油送ブームはバフェット氏ら鉄道に投資している投資家に 大きな収益をもたらしている。オバマ政権はトランスカナダが計画して いるカナダのアルバータ州と米ネブラスカ州を結ぶ総工費53億ドル (約5100億円)のキーストーン・パイプラインの建設を認可するかどう か検討している。最終的な油送量は日量83万バレルになる見通し。

原題:Oil Riding Rails Creates Jobs as Buffett Puffs Chest: Freight(抜粋)

--取材協力:Noah Buhayar、Tim Catts、Asjylyn Loder、Whitney Kisling、Brooke Sutherland、Kasia Klimasinska、Lee Klaskow、Aaron Clark、Frederic Tomesco、Jeremy van Loon.

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