黒田日銀総裁、副総裁人事、衆院で同意-参院はあす採決

衆院は14日午後の本会議で、安倍晋 三政権が国会に提示した日本銀行総裁に黒田東彦アジア開発銀行 (ADB)総裁を充てるなどの日銀人事案を採決し、いずれも与党など の賛成多数で同意した。参院は15日の本会議で採決する。

黒田氏と中曽宏副総裁候補(日銀理事)は民主党、岩田規久男副総 裁候補(学習院大学教授)はみんなの党、日本維新の会、新党改革など が賛成することで与党が過半数割れしている参院でも同意される方向と なっている。

参院は与野党勢力が逆転。総定数が242人で、欠員が6人あるた め、通常は議決に加わらない議長を除いた過半数は118人。自民、公明 の連立与党は合計で102人(院内会派)にとどまる。

岩田氏の人事案は、民主(参院勢力87人)が反対しても、他の野党 や無所属議員から16人が賛成に回れば可決できる。みんなの党(13人) と日本維新の会(3人)が賛成を決定。これにすでに賛成する方針を示 している新党改革(2人)を加えれば18人となり、参院でも過半数を確 保できる。

副総裁の任期が到来する19日に同時に退任する白川方明現総裁の本 来の任期は4月8日まで。このため黒田氏が、白川氏の残りの任期を務 めた後に再任されるためには再び国会の同意が必要になる。正副総裁の 任期は5年。

民主党は、黒田氏の人事について今回は賛成するものの、再任案に は反対する可能性も示している。これに対し、みんなの党の渡辺喜美代 表は13日、国会内で記者団に対し、黒田氏に今回は反対するが、再任時 には同氏が民主党などの賛成で日銀総裁に就任することを前提に、日銀 の政策決定会合などでの対応を見て判断する考えを示した。

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