アップルとサムスンの特許紛争で最終決定を延期-米ITC

韓国のサムスン電子が米アップルを 訴えていた特許侵害紛争で米国際貿易委員会(ITC)は最終決定を5 月31日に延期した。ITCはアップルのスマートフォン(多機能携帯電 話)「iPhone(アイフォーン)」やタブレット端末「iPad (アイパッド)」を輸入禁止とした場合の影響を見極めたいとしてい る。

ITCは輸入禁止がスマホやタブレットの市場にどのように影響す るのかもっと知る必要があるとした。この問題はサムスンがアップルを 訴えていた4件の特許のうちデータ伝送に関する技術に関連している。

この日の通知は、アップルがサムスンの特許を侵害したとITCが 認定する方向で検討していることを示唆している。その上で、ITCが アップルに対応策を講じる時間を与えるような妥協案をまとめようとし ているのか、あるいは消費者への影響が大きいとして輸入禁止措置につ いては認めない方針である可能性があると、ワシントンの法律事務所デ ュアン・モリスのITC訴訟専門弁護士、ロドニー・スイートランド氏 はみている。

「ITCが特許侵害はないと考えているなら、この種の情報がさら に必要になることはないだろう」とスイートランド氏は電話インタビュ ーで語った。

ITCが公共政策の観点から輸入禁止措置を発動しなかったのは、 直近では1984年、やけど患者用の病院ベッドについて、患者が専用ベッ ドを入手できなくなる恐れがあると判断したケースがある。また、特許 紛争に関してはアップルが台湾の宏達国際電子(HTC)に勝訴したケ ースで、ITCがHTCに設計変更の時間猶予を与えた事例がある。

原題:Apple Decision in Samsung ITC Case Rescheduled to May 31 (1)(抜粋)

--取材協力:Adam Satariano、Jungah Lee.

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