3月13日の米国マーケットサマリー:ダウ平均9日続伸、最高値更新

ニューヨークの為替・株式・債 券・商品相場は次の通り。(表はNY午後4時現在)

為替         スポット価格 前営業日
ユーロ/ドル        1.2959   1.3034
ドル/円             96.05    96.08
ユーロ/円          124.47   125.23


株                 終値 (暫定値) 前営業日比 変化率
ダウ工業株30種       14,455.28      +5.22     +.0%
S&P500種           1,554.52      +2.04     +.1%
ナスダック総合指数    3,245.12      +2.80     +.1%


債券          直近利回り 前営業日比
米国債2年物      .26%        +.00
米国債10年物     2.02%       +.01
米国債30年物     3.22%       +.01


商品 (中心限月)                     終値   前営業日比 変化率
COMEX金     (ドル/オンス)  1,588.40    -3.30     -.21%
原油先物         (ドル/バレル)   92.42      -.12     -.13%

◎NY外国為替市場

13日のニューヨーク外国為替市場ではドルが対ユーロで3カ月ぶり 高値に上昇した。朝方発表された2月の米小売売上高が過去5カ月間で 最も高い伸びを示したことが材料となった。

イタリア政府が実施した国債入札で借り入れコストが上昇すると、 ユーロは下落した。円は主要通貨の過半数に対して上昇。最大野党の民 主党が岩田規久男・日銀副総裁候補案に反対する方針を明らかにしたこ とが背景。岩田氏は積極的な量的緩和支持者として知られている。

野村ホールディングスの外国為替ストラテジスト、チャールズ・サ ンタルノー氏(ニューヨーク在勤)は、「米経済統計が景気の強さを示 しており、これが幅広いドル買いを支えている」と述べ、「過去2年間 の動向から見て、米国の明るいニュースは実際はドルの買い材料である ことがわかるだろう」と続けた。

ニューヨーク時間午後2時35分現在、ドルは対ユーロで0.5%上昇 して1ユーロ=1.2966ドル、昨年12月10日以来の高水準となった。ドル は対円でほぼ変わらずの1ドル=96円。ユーロは対円で0.6%安の1ユ ーロ=124円49銭。

◎米国株式市場

米株式相場は上昇。ダウ工業株30種平均は9日続伸と、1996年11月 以来で最長の連続高となった。2月の小売売上高が5カ月ぶりの大幅な 伸びを示したため、景気に対する楽観的な見方が強まった。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種株価指 数は0.1%高の1554.52で終了した。ダウ工業株30種平均は5.22ドル (0.1%未満)上げて14455.28ドルと、最高値を更新した。

パリセード・キャピタル・マネジメントの最高投資責任者 (CIO)、ダン・ベルー氏は「全ての経済指標で明るさが増してい る」と指摘。「相場が上げ一服あるいは調整になっても、買いを入れる 機会をうかがっている投資家が多いため、調整はさほど深くはならない だろう」と述べた。

◎米国債市場

米国債市場では10年債利回りが11カ月ぶり高水準付近から低下。こ の日の10年債入札(発行額210億ドル)では、需要が昨年10月以降で最 高となった。

10年債入札での最高落札利回りは2.029%と、入札直前の市場予想 の2.057%を下回った。投資家の需要を測る指標の応札倍率は3.19倍 と、前回の2.68倍を上回った。この日は2月の米小売売上高が市場予想 の2倍の伸びとなったことを受け、米国債利回りは一時上昇していた。

FTNファイナンシャルの機関債調査責任者、ジム・ボーゲル氏は 「入札は非常に順調だった」とし、「相場は朝方の経済指標を受けた大 量の売りに耐え、入札を材料に買いが入った」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後3時7分現在、既発10年債利回りは前日比ほぼ変わらずの2.02%。 一時2.05%に上昇した。8日には2.08%と、昨年4月5日以来の高水準 を付けた。同年債(表面利率2%、2023年2月償還)価格はこの 日、1/32下げて99 26/32。

◎NY金先物市場

ニューヨーク金先物相場は反落。予想より強い米経済指標を背景 に、金融当局に対する緩和強化圧力が後退するとの見方が広がった。前 日までは昨年8月以来最長の4営業日続伸となっていた。

米商務省が発表した2月の小売売上高(速報値)は、季節調整済み で前月比1.1%増加し、過去5カ月間で最も高い伸びとなった。連邦公 開市場委員会(FOMC)は月額850億ドルの債券購入を継続する期間 について議論している。次回会合は19、20両日に開催される。FOMC が緩和策を終了するとの懸念を一因に、金は今年に入って5.2%値下が り。ドルは年初から主要通貨のバスケットに対して3.9%上昇してい る。

フューチャーパス・トレーディングのトレーダー、フランク・レシ ュ氏(シカゴ在勤)は電話インタビューで「予想を上回る小売売上高や ドルの上昇が金の上値を抑えている」と指摘。「全体としてまだ不安は 残っているほか、FOMCの次回会合を見極めようとする向きもある」 と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の金先物4 月限は前日比0.2%安の1オンス=1588.40ドルで終了。前日までの4営 業日は1.1%上昇していた。

◎NY原油先物市場

ニューヨーク原油先物相場はほぼ変わらず。米エネルギー情報局 (EIA)の統計では在庫がこの時期としては史上最高の水準に増えた ことが示された。北海ブレント原油との価格差は過去6週間で最小の幅 に縮小した。

EIAによると、先週の原油在庫は262万バレル増加の3億8400万 バレルと、3月としては1982年以降の記録では最高水準となった。ブル ームバーグがまとめた調査では230万バレル増が予想されていた。原油 生産は日量6万6000バレル増の716万バレルと、1992年以来の高水準。 EIAは今年の世界の需要見通しを引き下げた。

マニュライフ・アセット・マネジメント(ボストン)のシニアマネ ジングディレクター、チップ・ホッジ氏は「米国の原油生産の増加で在 庫が増えており、相場上昇に歯止めが掛かるだろう」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日比 2セント(0.02%)安の1バレル=92.52ドルで終了。在庫統計発表前 は0.9%上昇する場面もあった。

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