今日の国内市況(3月13日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株続落、輸出や電力、小売など安い-円安基調一服、過熱警戒も

東京株式相場は続落。為替市場で円安の勢いが一服し、ゴム製品や 電機など輸出関連株の一角が売られた。直近の連騰を受けた相場の過熱 感が警戒される中、中国株の軟調な動きも重し。輸出株以外では、今夏 も節電を要請すると一部で報じられた電力株に加え、小売や陸運株も安 い。

TOPIXの終値は前日比4.48ポイント(0.4%)安の1031.42、日 経平均株価は同75円15銭(0.6%)安の1万2239円66銭。

ITCインベストメント・パートナーズの山田拓也シニアポートフ ォリオマネジャーは、急ピッチで上昇して来た割には大きく下がらず、 「下値が堅いことを確認した」と言う。その上で、「日本株をアンダー ウエートしてきた外国の機関投資家が買ってくれば、もう一段高も期待 できる」と話した。

●長期金利は一時1週ぶり低水準、円高・株安で超長期中心に買い優勢

債券市場で長期金利は一時約1週間ぶりの水準に低下した。下落傾 向にあった円相場の反発や国内株安を受け、超長期債を中心に買いが優 勢となった。

ドイツ証券の山下周チーフ金利ストラテジストは「20年債は週初か ら前日午前まで調整していたが、円安・株高がいったん止まり、円債市 場に資金が流入してくるため、売りづらい感じ」だと説明。「先週の30 年債入札が思った以上に好調だったので、あすの20年債入札もそこそこ 強いのではないか」とも話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の328回債利回 りは前日比0.5ベーシスポイント(bp)低い0.63%で始まり、直後 に0.625%と約10年ぶり低水準を記録した5日以来の水準まで下げた。 午前10時すぎに横ばいの0.635%を付ける場面もあったが、午後1時前 からは再び0.625%で推移し、3時すぎから0.63%で推移した。

●円が全面高、対ドル95円後半-日銀人事案採決やアジア株安を警戒

東京外国為替市場では、円が主要通貨に対して全面高。日本銀行の 正副総裁人事案の国会採決を控えた警戒感やアジア株安などを背景に、 リスク回避の円買いが優勢な展開となった。

ドル・円相場は午後3時53分現在、1ドル=95円78銭前後。一時 は95円59銭と8日以来の水準まで円高・ドル安が進んだ。ユーロ・円相 場は1ユーロ=124円88銭前後と、午前に付けた125円台から円が水準を 切り上げている。ブルームバーグ・データによれば、円は主要16通貨全 てに対し前日終値比で高く推移している。

みずほ証券の鈴木健吾FXストラテジストは、ドル・円について 「昨日の夕方から欧州時間にかけて、民主党が岩田規久男日銀副総裁候 補に反対したことを受けて、96円台から95円台に下落した」とした上 で、日銀の正副総裁候補は「3人とも国会の同意を通ることが大勢の見 方だ」と指摘。また、「アジア市場で韓国以外は株価が下落しているこ とを背景に、ドル・円は96円台の上値が重くなっている」と語った。

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