米自動車販売、過去3年で最も緩慢なペース-奨励金上げても

米国では乗用車とトラックの新車販 売がこの3年余りで最も緩慢なペースに落ち込んでいる。メーカー各社 がインセンティブ(販売奨励金)を増やしているにもかかわらずだ。

ブルームバーグ・インダストリーズの13日のリポートによると、新 車の販売に要した日数は2月末時点で平均64日間に延び、2009年8月以 来の高水準となった。同リポートを執筆したアナリストのケビン・タイ ナン氏によれば、各メーカーは消費者を引き寄せるためにインセンティ ブを車両価格の7.8%と、11年以来最も高い比率に引き上げた。インセ ンティブは1月と2月に8%以上増加したという。

自動車販売は米経済の明るい部分で、ゼネラル・モーターズ (GM)とクライスラー・グループの前身会社が経営破綻した後の10年 以降は年に10%余り伸びている。調査会社オートデータによれば、2月 は全体で3.7%増と伸びが鈍化しつつある。

一方、調査会社エドマンズ・ドット・コムの産業アナリスト、ジェ シカ・コールドウェル氏は、販売の伸びのペースがリセッション(景気 後退)前の水準に戻ると懸念するのはまだ早いと指摘。「販売回転日数 は長くなったが、60日台前半で安定している」と語った。

同氏によれば、販売回転日数が最も長くなっているブランドには、 「クライスラー」やGMの「シボレー」と「GMC」、フォード・モー ターの「リンカーン」が含まれている。

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