英FSAは最大2860万円、中銀2260万円-報酬格差が統合で露呈

英国の金融監督制度の機構改革に伴 い、イングランド銀行(英中央銀行)は、英金融サービス機構 (FSA)の一部機能とスタッフを吸収する。しかし、このような組織 統合は、報酬の格差をめぐる緊張が発生する危険をはらんでいる。

関係者2人によれば、報酬が比較的高いFSAの職員が、どちらか といえば低い中銀に合流することになり、イングランド銀の上級管理職 は、組織の士気を維持する困難な課題に直面することになりそうだ。 FSAの部局責任者は年間報酬が最大20万ポンド(約2860万円)だが、 イングランド銀では最大15万8108ポンド(約2260万円)にとどまってい る。

英中銀は金融監督制度の改革によって新たな銀行監督の権限が与え られ、FSAの責務の一部を引き継ぐと同時に約1300人の職員を受け入 れる。職員間の報酬格差は、カナダ銀行(中央銀行)総裁から英中銀の 次期総裁になるマーク・カーニー氏にとって、頭痛の種となる可能性が ある。退任するキング総裁も長年、シティー(ロンドンの金融街)で働 いていればより高い報酬が容易に得られるスタッフのつなぎ留めに苦労 した。

イングランド銀で経済チームを率いた後、2011年に英銀HSBCホ ールディングスの英国担当チーフエコノミストに転身したサイモン・ウ ェルズ氏は「組織統合の難しい側面だ」と指摘している。

原題:Carney Faces BOE Pay Tension as Merger Threatens Culture Clash(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton.

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