ウラン価格の反発、足踏み-日本の原発再稼働の遅れで

3年ぶりの安値から反発しているウ ラン価格が足踏みしている。世界3位の原発大国、日本の再稼働が一部 を除き、めどが立っていないことが背景。

昨年12月16日の日本の総選挙で自民党が大勝して以降、ウラン価格 は6.8%下落し1ポンド当たり42.40ドルとなった。それ以前の6週間で は12%上昇していた。自民党は民主党前政権が打ち出していた原発ゼロ 政策を見直す方針だが、共同通信の電力会社調査によると、年内に新た に再稼働が承認される原発はない見通し。

クレディ・スイス・グループによると、ウラン価格は今年1-6月 に平均で48ドルを下回る水準で推移する見通し。そうなれば1-6月と しては2010年以来の低水準。

日本の原発再稼働の遅れはオーストラリア、ナミビアなどのウラン 産出国にとって痛手になる一方、代替エネルギー源として需要が増えて いる天然ガスの産出国カタールなどにとっては追い風となる。東京電力 福島第一原発事故を受けて、ドイツが脱原発政策に転換したほか、中国 も原発開発計画を遅らせている。日本の原発で稼働しているのは50基中 2基で、再稼働には新しい安全基準を満たす必要がある。

米Uxコンサルティングのシニア・バイスプレジデント、ジョナサ ン・ヒンツェ氏は電子メールでの回答で、「日本の原発政策全体に不透 明感が強過ぎる。日本の原発停止やドイツなどの需要減少に加え、短期 的なウランの供給は潤沢なため、価格の急上昇はないだろう」と述べ た。

原題:Uranium Rally Falters on Japanese Nuclear Delays: Energy Markets(抜粋)

--取材協力:.

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