欧州債:スペイン債は10日続伸、入札で利回り低下-ドイツ債も堅調

12日の欧州債市場ではスペイン国債 が10営業日続伸。イタリアの政局混迷に伴うボラティリティーを欧州中 央銀行(ECB)が抑制するとの楽観が高まる中、スペインの証券入札 で借り入れコストが前回入札時を下回ったことが手掛かり。

11日にスペインのデギンドス経済・競争力相が年内にプラス成長が 回復すると語ったことを受け、同国債は2005年8月以降で最長の上昇局 面となった。ドイツ国債は続伸。1月の英鉱工業生産が予想に反して落 ち込んだことから、比較的安全な資産として需要が高まった。フランス とオーストリアの国債も堅調。ECBは昨年9月、条件を満たす支援要 請国の債券を購入する方針を明らかにした。

クレディ・アグリコルCIB(ロンドン)の債券ストラテジスト、 オーランド・グリーン氏は「ECBの支援方針がなかった場合、ボラテ ィリティーは一段と高まっていただろう」と発言。「政治面でのイベン トリスクと経済的リスクがドイツ国債や中核国の国債を総じて支えてい る」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時31分現在、スペイン10年債利回りは前日比4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.72%。一時 は4.70%と、2010年11月以来の低水準を付けた。同国債(表面利 率5.4%、2023年1月償還)価格はこの日、0.29上げ105.23。

スペイン財務省は6カ月物と12カ月物の証券を計58億3000万ユーロ 発行した。目標の55億ユーロを上回った。6カ月物の平均落札利回り は0.794%、12カ月物は1.363%。前回入札では0.859%と1.548%だっ た。

ドイツ10年債利回りは4bp下げ1.48%。フランス10年債利回りは 2bp低下し2.11%、同年限のオーストリア国債利回りは1bp下げ て1.76%。

英国債相場は上昇。英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が発 表した2月の住宅価格指標が低下したことが背景。2年債利回りは昨年 9月以来の低水準となった。

英10年債利回りは5bp低下し1.96%。同国債(表面利 率1.75%、2022年9月償還)価格は0.45上げ98.165。2年債利回りは一 時、0.18%まで下げた。

原題:Spanish Bonds Rise for 10th Day, Longest Winning Run Since 2005(抜粋) U.K. Gilts Show Inflation Outlook Highest Since ’08; Pound Falls (抜粋)

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