銀行の借金中毒しっかり監視、バーゼル委が上限設定を討議へ

銀行の借金中毒を治そうと監督当局 が動き出した。事情に詳しい関係者3人が明らかにしたところによる と、バーゼル銀行監督委員会は今年の全会合で、銀行の債務水準につい て国際的な上限を設ける案について討議する。

当局者らはいわゆるレバレッジレシオの詳細をめぐり、銀行との論 戦に備えている。27カ国の金融監督当局が集まるバーゼル委は13日にス イスのバーゼルで会合を開くと、関係者らが匿名を条件に述べた。会合 は非公開だという。

バーゼル委は2010年にまとめた新規則「バーゼル3」に暫定的なレ バレッジレシオ基準を盛り込んだが、資産の計算方法などをめぐる疑問 から、英金融サービス機構(FSA)のターナー長官や米連邦預金保険 公社(FDIC)のジェレマイア・ノートン理事などが基準の厳格化を 呼び掛けた。

バーゼル3のレバレッジレシオは資産に対して3%以上のコアTi er1(狭義の中核的自己資本)の保持を求める。これは銀行が自己資 本の33倍以上の負債を抱えられないことを意味する。

通常の自己資本比率は資産についてリスクを加味して計算するた め、レバレッジレシオに比べ複雑になる。FSAの銀行監督責任者のア ンドルー・ベイリー氏は銀行が資産のリスクを評価する方法について、 「投資家の信頼を失った。銀行の計算方法は理解不能だ」と今年、英議 会で述べていた。

原題:Banks’ Debt Addiction Said to Face Scrutiny at Basel Meetings(抜粋)

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