アジア・太平洋株式サマリー:ハンセン指数が下落、中印株も軟調

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式相場は下落。中国本土の鉄道銘柄を中心に値下がりした。 鉄道省の改革で市場の競争が激しくなるとの懸念が広がった。

鉄道建設の中国鉄建(1186 HK)は6.5%安。鉄道車両メーカーの中 国南車(1766 HK)も安い。中国最大の保険会社である中国人寿保険 (2628 HK)は3.2%安。同社は業績に関する会長の発言について、明確 にするための説明をした。電力会社の華潤電力(チャイナ・リソーシ ズ・パワー・ホールディングス、836 HK)も下落。衣料品小売りのエス プリ・ホールディングス(330 HK)も安い。

ハンセン指数は前日比200.22ポイント(0.9%)安の22890.60で終 了。一時は0.7%高となった。構成銘柄のうち値下がりと値上がりの比 率は約7対1。ハンセン中国企業株(H株)指数は同1.3%安 の11292.14。

JPモルガン・アセット・マネジメントのアジア担当チーフマーケ ットストラテジスト、タイ・フイ氏(香港在勤)はブルームバーグテレ ビジョンとのインタビューで、株価上昇は「終わっていないが、特に企 業収益面でのファンダメンタルなサポートがもう少し必要だ」と語っ た。

【中国株式市況】

中国株式相場は4営業日続落。この3カ月で最も長期の下げとなっ た。当局が新規株式公開(IPO)の認可を再開する可能性があるとの 観測を背景に、製薬株や金融株、小型株を中心に値下がりした。

医薬品メーカーの康美薬業(600518 CH)は3.9%下落。同業の江蘇 恒瑞医薬(600276 CH)も安い。中国最大の保険会社、中国人寿保険 (601628 CH)は1.7%安。

中国民生銀行(600016 CH)や平安銀行(000001 CH)など銀行株も 値下がり。銀行監督当局が一部銀行について、ウェルスマネジメント事 業の運営を差し止める可能性があるとの中国証券報の報道が響いた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の双方に連動して いる上海総合指数は前日比23.99ポイント(1%)安の2286.60と、4日 以来の大幅安で終了。上海、深圳両証取のA株に連動している CSI300指数は同1.4%安の2555.61。

大衆保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は、「IPOの認 可が再開される可能性に市場は動揺している」と指摘した。

【インド株式市況】

インド株式相場は約2週間ぶりの大幅安となった。1月の鉱工業生 産が予想を大きく上回ったことから、金融緩和の余地が狭まるとの懸念 が広がった。

ボンベイ証券取引所(BSE)のセンセックス30種指数は前日 比81.29ポイント(0.4%)安の19564.92で終了。売買高は30日平均 を20%下回った。インド最大の民間電力会社タタ・パワーは3.1%安。 クレディ・スイス・グループによる投資判断引き下げが嫌われた。大手 銀HDFC銀行は1.7%下げた。

政府が12日発表した1月の鉱工業生産指数は、前年同月比2.4%上 昇した。ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト28人の予想 中央値は1.3%上昇だった。昨年12月は0.5%低下に改定された。2月の インフレ統計は14日に発表される。インド準備銀行(中央銀行)は次回 の政策決定会合を19日に開く。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前日比29.04ポイント(0.6%)安の5117.87。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比10.01ポイント(0.5%)安の1993.34。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比44.01ポイント(0.6%)安の7994.71。

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