今日の国内市況(3月12日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日経平均9日ぶり反落、金融や倉庫株売り広がる-過熱感、中国株安

東京株式相場は午後に崩れ、日経平均株価は9営業日ぶりに反落。 連騰による急ピッチの上昇に対する警戒感に加え、中国株が下げ足を速 めたことを契機に徐々に損益確定の売り圧力に押された。直近の上昇局 面で上げが目立っていた証券や銀行など金融株、倉庫・運輸や不動産株 が安い。

TOPIXの終値は前日比4.08ポイント(0.4%)安の1035.90、日 経平均株価は同34円24銭(0.3%)安の1万2314円81銭。両指数ともき ょうの安値引けだった。

しんきんアセットマネジメント投信の藤本洋主任ファンドマネジャ ーは、「日本株は連騰疲れから一休みした」と言い、中国株の動きが 「一部の投資家に売るきっかけを与えた」と見ていた。

●債券反発、日銀臨時会合観測や株安で買い-5年債入札は予想と一致

債券相場は反発。日本銀行が臨時の金融政策決定会合を開催して追 加緩和を実施するとの観測や国内株式相場の反落が買い手掛かりとなっ た。きょう実施の5年債入札では最低落札価格が市場の事前予想通りだ った。

JPモルガン証券の山下悠也債券ストラテジストは、「金融緩和強 化の可能性が高いことが7-10年ゾーンをサポートしている。日銀の新 体制下での長い年限の国債買い入れなどは織り込み済みであっても 市 場は折りに触れて材料視する展開が続いている。午後には国内株価が下 げに転じたことも債券買いの材料となった」と述べた。

東京先物市場で中心限月の6月物は、前日比11銭高の145円08銭で 始まり、一時は4銭高まで伸び悩んだが、午後に入って日経平均株価が 下落に転じると買いが優勢となり、8日以来の高値となる145円18銭ま で上昇し、結局は17銭高の145円14銭で引けた。

●円が3年7カ月ぶり安値更新、日銀緩和の前倒し観測で一時96円後半

東京外国為替市場では、円が対ドルで3年7カ月ぶり安値を更新。 日本銀行による金融緩和の前倒し観測が浮上し、円は売りが先行した。

ドル・円相場は1ドル=96円前半から一時2009年8月以来の水準と なる96円71銭まで円売りが進行。もっとも、その後は円の下落も一服 し、日本株がマイナスに転じる中、午後は円が下げ渋る展開となった。 午後3時27分現在は96円39銭前後。

ウエストパック銀行のストラテジスト、イムリー・スパイザー氏 は、ドル高・円安進行の背景には「日銀の金融緩和行への期待」がある とし、日銀幹部候補者の発言は「以前よりもずっとアグレッシブ」だと 指摘。「市場は彼らの行動ももっとアグレッシブになるのかどうかを見 たがっている」と話した。

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