鹿島:劣後ローン300億円調達へ、財務体質強化-利益予想を下方修正

鹿島建設は12日、劣後ローンで300 億円を調達すると発表した。債務の返済に充てるとともに、資本とみな される同ローンの調達により、金融危機以降に悪化した財務体質の改善 を図る。

発表資料によると、鹿島は29日付で三井住友銀行、三井住友信託銀 行、りそな銀行の3行から同ローンを借り入れる。年限は60年で、利息 の強制停止条項が付くなど、株式に似た性質を持つため、格付投資情報 センター(R&I)から借入金額の70%は資本と評価される見通し。

R&Iは同社について、世界金融危機当時に信用力に問題のある施 主から物件を引き取ったことで、「海外工事債権を含めてリスクを抱え る資産の残高に対して、自己資本は十分とは言いにくい」と指摘してい た。同社の昨年末時点の自己資本比率は17.2%、現在の発行体格付けは 「BBB+」。

また、同社は12日、国内外工事の採算悪化に伴い、2013年3月期の 営業利益予想を従来予想比半減の150億円に下方修正。ビル売却などで 特別利益を計上し、純利益は従来予想よりも30億円多い220億円と予想 している。

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