アメリカ・モビルに分割圧力も-メキシコが競争促す法案提出へ

メキシコは、新たな法律の下で通信 市場の半分以上を支配する企業を分割できるようになる可能性があり、 資産家カルロス・スリム氏率いるアメリカ・モビルなどの通信会社に打 撃を与える恐れがある。

メキシコ議会に提出される法案では、新たに設立される連邦通信機 関が、電話・放送業界の競争を監督できるようになる。エスパルザ通 信・運輸相が11日、メキシコ市で明らかにした。携帯電話契約者のシェ アが70%、固定電話市場のシェア80%のアメリカ・モビルの株価は、約 4年ぶりの安値に下落した。

同法案はメキシコの一握りの資産家が支配する年300億ドル(約2 兆9000億円)規模の国内通信市場の競争を促すのが目的。

ペニャニエト大統領は、通信業界の競争の欠如は「メキシコの生産 性を低下させるほか、成長してより高賃金の雇用を創出する能力を制限 する」と指摘し、同法案を支持する意向を表明した。「この改革は成長 の可能性を促進するが、これを実現するためには、企業は投資や技術革 新を実施し、より適正な価格を提供し、サービスの質を改善する必要が ある」と述べた。

アメリカ・モビルの広報担当者は、法案が公表されるまで個別の問 題に対するコメントは控えると述べた。

原題:Carlos Slim’s America Movil May Face Breakup Pressure in New Law(抜粋)

--取材協力:Eric Martin.

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