民主:黒田・中曽日銀正副総裁案に賛成決定、岩田副総裁は反対

民主党は12日、政策決定機関の「次 の内閣」を開き、安倍晋三政権が国会に提示した日本銀行総裁に黒田東 彦アジア開発銀行(ADB)総裁、副総裁に中曽宏日銀理事を充てる人 事案に賛成、岩田規久男学習院大学教授を副総裁とする案には反対する 方針を決めた。桜井充政調会長が記者会見で正式発表した。

財務金融部門会議の前原誠司座長が同日昼の部門会議役員会での検 討結果を報告、了承された。「次の内閣」には海江田万里代表ら党最高 幹部も出席した。

桜井氏は会見で、黒田氏について「十分に納得がいかない点があっ たが、空白を作れない」と指摘した。黒田氏の今回の同意人事案は19日 に辞任する白川方明総裁の残りの任期(4月8日まで)に対してであ り、再任を認めるかどうかは「国会に呼んでもう一度、十分議論する。 不同意もあり得る」と述べた。

岩田氏についてはみんなの党、新党改革が賛成する方針のほか、日 銀法改正や物価目標などリフレ派的な政策を掲げる日本維新の会も賛成 する見通しのため、民主党が反対を決めても国会で同意される公算とな っている。安倍首相が国会提示した日銀正副総裁3人の人事案は異なる 野党の協力で承認される見通しとなった。自民党は週内の衆参両院本会 議での採決を目指している。

一方、日本維新の会は12日午後開いた国家政策部会で日銀人事案を 議論。部会長の阪口直人衆院議員によると、岩田氏については賛成意見 が多く、反対意見は出なかったという。同党は13日の総務会で対応を決 定する。

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