イタリア:1年物落札利回り上昇、フィッチ格下げ後の初の入札

イタリア政府が12日に実施した入札 で、借り入れコストは上昇した。この日はフィッチ・レーティングスに よるイタリア格下げ後で最初の入札だった。

イタリアは1年物証券、77億5000万ユーロ(約9700億円)相当を発 行。平均落札利回りは1.28%と2月12日の前回入札時の1.094%を上回 り、昨年12月以来で最高となった。応札倍率は1.50倍(2月は1.38 倍)。今週の86億9000万ユーロの償還が需要を支えたとみられる。

フィッチは先週末にイタリアの信用格付けを1段階引き下げ 「BBB+」とした。2月の総選挙で明確な与党勢力が生まれず、リセ ッション(景気後退)や欧州債務危機への対応能力が損なわれるとの懸 念が理由。2月24、25日の選挙以降、緊縮政策継続に黄信号がともった との見方を背景にイタリア債のパフォーマンスはスペイン債を下回って いる。

ウニクレディトのストラテジスト、エリア・ラトゥーガ氏は11日の リポートで、「政治こう着と発行の重し、最近のフィッチの格下げで、 イタリア債への注目は続く」と書いていた。

入札後のローマ時間午前11時8分の流通市場で10年債利回りは前日 比3ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の4.6%。イタリ アは13日も国債入札を予定している。

原題:Italy Rates Rise in Auction Amid Vote Concern, Fitch Downgrade(抜粋)

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