ドイツ銀CEOが財務相と激論-賞与規制なら新興市場で勝てず

ドイツ最大の銀行であるドイツ銀行 のユルゲン・フィッチェン共同最高経営責任者(CEO)は、欧州連合 (EU)が目指すバンカーのボーナス規制をめぐって、ドイツのショイ ブレ財務相と激しく意見を戦わせた。ボーナス規制が域内の銀行の一部 市場における競争力を損なうかどうかが議論の的となった。

ベルリンで11日に開かれた会議でショイブレ財務相の隣に陣取った フィッチェンCEOは「ドイツの経済相が中国やロシアのトップ管理職 に支払える報酬額について指図すれば、ダイナミックな新興市場で競争 に勝てるだろうか。2番手、3番手の人材でトップの地位を築くことは 不可能だ」と主張した。

ショイブレ財務相はこれに対し、「これほどの規模の危機が再び起 これば、市場経済システムだけにとどまらず、欧米型の民主主義そのも のが崩壊する危険がある。それを承知なら、新興市場での人材確保が厳 しいなどと言うのではなく、この議論をもう少し真剣に受け止めるべき だ」と反論した。

ショイブレ財務相はさらに「グローバルに事業展開する銀行の創造 性を私は信頼しており、これらの銀行が今回の規制のために倒れること はないだろう。規制によって工夫の余地が限られるとしても、固定給部 分を引き上げることもできる。複数の司法管轄区域で事業展開するグロ ーバル企業では、この問題は容易に解決可能なはずだ」と訴えた。

原題:Deutsche Bank co-CEO Fitschen Clashes With Schaeuble on Bonuses(抜粋)

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