米国債:下落、30年債利回りは07年以来で最長の6日連続上昇

米国債相場は下落。30年債利回り は2007年以来で最長の6営業日連続上昇となった。米財務省は今週、発 行総額660億ドルの国債入札を実施する。

10年債利回りは終値ベースで11カ月ぶりの高水準となった。13日に 発表される2月の米小売売上高では、景気が勢いを増しつつある兆候が 新たに示されると予想されている。先週発表の雇用統計で失業率が4年 ぶり低水準に下げ、金融当局の景気浮揚への取り組みが効果を表しつつ あるとの見方が広がったことも、国債敬遠の動きにつながった。15日発 表される2月の消費者物価指数では4カ月ぶりの上昇が見込まれてい る。

グッゲンハイム・パートナーズの米政府債トレーディング担当ディ レクター、ジェーソン・ローガン氏は「入札を控えてきょうは非常にゆ っくりとした動きだ」とした上で、「市場では十分な関心があるよう だ。10年債で2.05-2.06%という利回りは十分な買い意欲を呼ぶ水準 だ」と述べた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、30年債利回りは前週末比2ベーシスポイント(bp、1 bp=0.01%)上昇の3.26%。同年債(表面利率3.125%、2043年2月 償還)価格はこの日、9/32下げて97 14/32。利回りは一時3bp上昇 の3.27%を付けた。前回30年債利回りが6営業日連続で上げたのは2007 年5月。

10年債利回りは2bp上昇の2.06%と、4月5日以来の高水準。一 時2.07%と、3月8日に付けた日中ベースでの11カ月ぶり高水準であ る2.08%に接近した。

利回り格差

2年債と10年債の利回り格差は最大1.82ポイントに拡大し、12年4 月以来の最大に接近した。過去1年間の平均は1.5ポイント。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数によると、 償還年限が10年以上の米国債は世界の同年限の国債と比較して、11年以 降で最も割安な水準で推移している。

米財務省は12日に3年債入札(発行額320億ドル)を実施する。前 回2月12日の入札(発行額同じ)では最高落札利回りは0.411%で、入 札直前の市場予想(0.409%)を上回った。また投資家の需要を測る指 標の応札倍率は3.59倍で、過去10回の入札の平均と一致した。

国債入札

財務相は13日に10年債(発行額210億ドル)、14日に30年債(130億 ドル)の入札を実施する。

三菱UFJ証券USAのシニア米国債トレーダー、トーマス・ロス 氏(ニューヨーク在勤)は「今週の国債供給は大きな材料だ」と指摘し た。

ブルームバーグ・ニュースがまとめたエコノミスト予想の中央値で は2月の米小売売上高(13日発表)は前月比0.5%増となっている。1 月は0.1%増だった。

15日に発表される2月の消費者物価指数は、前月比0.5%上昇が予 想されている。同指数は1月と昨年12月はほぼ横ばい、11月は低下して いた。

ロス氏は「経済指標は非常に力強い状況が続いている」とし、「金 融当局の政策が金利を押し下げ、景気を後押ししているのは明らかだ」 と分析した。

原題:Treasury Bonds Fall in Longest Stretch Since 2007 Before Supply(抜粋)

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