今日の国内市況(3月11日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日経平均09年来の8連騰、金融中心買い-米雇用回復、金融緩和期待

東京株式相場は、日経平均株価が8連騰。米国の雇用情勢の改善を 受け世界的な景気の好転期待、投資家のリスク資産選好の動きが広がっ た。国内の積極的な金融緩和策への期待感も根強く、銀行や証券など金 融株、不動産株が上昇。電機など輸出関連株、商社など資源関連株も高 い。

TOPIXの終値は前週末比19.48ポイント(1.9%)高 の1039.98、日経平均株価は同65円43銭(0.5%)高の1万2349円5銭。 日経平均の8連騰は2009年7月14日から24日にかけ9連騰して以来、約 3年8カ月ぶりの続伸記録。

東京海上アセットマネジメント投信の久保健一シニアストラテジス トは、キヤノンや日本電産など出遅れ銘柄が買われ、「いい循環物色が 続いている」と指摘。売買代金も膨らんでおり、「海外を中心に投資家 の日本株買い意欲は強い」との認識を示した。

●債券下落、20年入札接近で超長期ゾーンに売り圧力-10年債には買い

債券相場は下落。14日に20年債の入札実施を控えて超長期ゾーンが 売り込まれたほか、あすの5年債入札を前に5年ゾーンも金利水準をや や切り上げた。

東京先物市場で中心限月の6月物は、前週末比12銭安の144円91銭 で開始し、一時は144円81銭まで下げた。その後は徐々に水準を切り上 げ、午後の取引開始後には1銭安の145円02銭まで下げ幅を縮小。その 後は145円付近でもみ合いとなり、結局は6銭安の144円97銭で引けた。

現物市場で20年物国債の142回債利回りは、午後1時半すぎに同4.5 ベーシスポイント(bp)高い1.64%と、2月28日以来の高水準を付けた。 その後は上昇幅をやや縮め、3時すぎからは1.63%で推移している。8 日に入札された30年物の38回債利回りは一時、7.5bp高い1.78%まで上 昇したが、その後は1.77%にやや戻している。

●円が対ドルで3年7カ月ぶり安値圏、96円前半-米景気を楽観

東京外国為替市場では、円が対ドルで前週末の海外市場に続いて約 3年7カ月ぶりの安値圏で推移した。米雇用統計が市場予想を上回り、 米景気への楽観から円安・ドル高が進んだ流れが継続した。

ドル・円相場は午後3時20分現在、1ドル=96円10銭前後。朝方に 一時96円26銭まで円安が進行した後、95円台まで円が買い戻される場面 もあったが、円の上値は限定的だった。前週末の海外市場では2009年8 月12日以来の円安値となる96円55銭を付けていた。

通貨・金利リスク管理を手掛けるロックフォード・キャピタルのマ ネジングディレクター、トーマス・アバリル氏(シドニー在勤)は、 「恐らく今後数週間に、ドル・円相場は100円を目指すことになろう」 と指摘。その理由として、黒田東彦氏の日本銀行総裁就任で動き出す新 たな金融緩和政策の連想もあり、円からの資金流出が起きるとの見通し を示した。

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