英国で農地高騰、上昇率はロンドンの高級住宅上回る

英国東部のリンカンシャーにある菜 種と冬小麦が栽培されている農地の購入をめぐって、投資家が競い合っ ている。

農地売却を手掛けるストラット・アンド・パーカーによると、1814 エーカー(734ヘクタール)のこの農地は3週間前に1680万ポンド (約24億1000万円)で売りに出され、少なくとも20人が購入を検討して いる。建物も含めた土地の提示価格は1エーカー当たり約9230ポン ド。2008年に売買されたこの地域の土地の価格と比較して2倍以上に高 騰している。

ブルックス・マクドナルド・ファンズのマーティン・ロビンソン会 長は「これほどの面積の土地が市場に売り出されるのは異例だ。広々と していて商業的に立地が良く、良質な土地だ」と指摘する。

金融危機が始まった5年前から、欧州では農地が高いリターン(収 益率)を生み出す投資先の一つとなっている。英不動産ブローカーのナ イト・フランクが集計したデータによれば、英国全域では農地の地価は この間に51%上昇。一方、ロンドンの高級住宅の価格上昇率は19%で、 英国の他の住宅市場では価値が低下している。

英株式相場の年初来上昇率が1998年以降で最高となる中、投資家は リスクのより高い資産に再び投資しており、英国の田園地帯は資金の逃 避先としての地位を失ってはいない。不動産ブローカーのサビルスによ れば、家畜用牧草地を除く英国の農地の市場規模は、土地面積と平均地 価に基づけば約2500億ポンドに上る。

原題:Investors Farm English Shires for Gains as BlackRock Sells (1)(抜粋)

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