原発危機の日本、好機生かしていない-JREFのスズキ氏

2年前の東日本大震災で福島第一原 子力発電所の事故を経験した日本は、再生可能エネルギーの割合を高め たエネルギーミックスの実現に向け、原発危機と脱原発の世論を生かし ていないとカナダの作家で環境活動家、遺伝学者デービッド・スズキ氏 は主張している。

ソフトバンクの孫正義社長が設立した自然エネルギー財団( JREF)の理事に昨年就いたスズキ氏はインタビューで、「本当に脱 原発を望むのであれば、前進し何か別のことをするための」きっかけを 東京電力福島第一原発の事故は与えていると指摘。「民間のエネルギー 業界と極めて密接に結び付いているため政府は認識を拒んでいるが、極 めて大きな好機が到来している。だがこの好機は原発再稼働に向けた流 れの中で生かされていない」と述べた。

2011年3月11日の大震災・大津波に伴う福島第一原発の事故後、日 本では全ての原発がいったん稼働を停止。現在稼働しているのは関西電 力大飯原発の2基のみ。ブルームバーグ・ニューエナジー・ファイナン スによれば、12年3月までの11年度は1次エネルギーの約7.4%が再生 可能エネルギーだった。そのうち3.4%が水力発電、4%が太陽光・地 熱・風力発電など。

原題:David Suzuki Says Japan Squandering Fukushima Crisis Opportunity(抜粋)

--取材協力:Chisaki Watanabe.

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