豪政府、スティーブンス中銀総裁再任か-総選挙を9月に控え

オーストラリア準備銀行(中央銀 行)のスティーブンス総裁の再指名か任期延長が、半年後に総選挙を控 え世論調査で後れを取っている政府にとって最も容易な政治的選択とな りそうだ。

総選挙のわずか3日後の9月17日、スティーブンス総裁(55)の7 年間の任期が終了する。HSBCホールディングスの豪州担当チーフエ コノミストで元豪中銀エコノミストのポール・ブロクサム氏は10日の電 話取材で、スティーブンス総裁は「適任」であり、早期解決すればこれ が政治問題化するのを防げると指摘した。米紙ウォールストリート・ジ ャーナル(WSJ)は8日、事情に詳しい匿名の関係者の話として、同 総裁が2期目を目指す考えだと伝えていた。

豪州では鉱山地域が中国需要で繁栄する一方、製造業や小売業者は 豪ドル高で苦戦しており、豪中銀は2つの速度で進む経済の均衡を図っ ている。スティーブンス総裁は2006年の就任以来、年間のインフレ率平 均を豪中銀の目標レンジ内に留め、失業率を5%近くに抑えてきた。豪 経済は21年間にわたってリセッション(景気後退)知らずの状態が続い ている。

豪中銀の報道官は後継問題についてコメントを控えた。スワン財務 相のオフィスは9日の電子メールで、この件に関して同相はコメントし ないと表明した。中銀のスティーブンス総裁のメールアドレスに営業時 間外に電子メールを送ったものの、同総裁からの回答はなかった。

原題:Stevens RBA Reappointment May Be Easiest Option in Election Year(抜粋)

--取材協力:Michael Heath、Jason Scott.

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