新生、りそなの公的資金注入行が11%の急伸-東京市場

銀行株が高い。中でも新生銀行やり そなホールディングスなど公的資金注入行の値上がりが目立っている。 三井住友トラスト・ホールディングスが前週末、安倍晋三政権発足後の 株価上昇を受け、公的資金の全額返済計画を発表したことから、早期返 済への期待感などが膨らみ買いが優勢となっている。

三井住友THは一時前週末比5.9%、新生銀とりそなが11%高と出 来高を伴い急伸。三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィ ナンシャルグループなどのメガバンク株も高い。三井住友THは政府保 有の普通株2004億円分を買い取り、約2億5000万株を消却すると8日に 発表した。

BNPパリバ証券の鮫島豊喜シニアアナリストは、三井住友THに ついて、普通株の消却などに伴う「株式需給の好転が好感して買われて いる」と指摘。また、「りそなと新生は三井住友THの連想」から公的 資金の早期返済への期待感が浮上、「経営の自由度が高まり収益拡大の 見込み」などから買いが先行していると見ている。

りそなが資本注入を受けた公的資金のうち約2600億円が普通株で、 政府は1株当たり520円で取得した。新生銀は463円で約2170億円分を保 有している。11日の株価はりそなが510円前後、新生は250円近辺。株価 が政府の取得価格を上回ると、市場売却などを通じ、公的資金の返済が しやすくなる。

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