米国で牛の飼育数減少、牛肉上昇-吹雪でも干ばつ緩和されず

キース・キスリングさんは通常、米 オクラホマとカンザスの州境に近い牧場で牛1500頭を飼育している。昨 年米国を襲った干ばつで状況は一変した。牧場経営者となって約40年た つが、初めての経験だった。

「今年は小麦の牧草がなく」、肥育場に売却する前の子牛に食べさ せる割安な飼料が不足しており、「池や小川も干上がっている」。キス リングさん(65)はオクラホマ州バーリントンからの電話インタビュー でそう語る。

グレートプレーンズ(中西部の大平原地帯)一帯では、2月に4日 間で56センチメートルの降雪があったものの、水不足と牧草地の乾燥に より牛の飼育数が減少している。1月1日時点のカンザス、オクラホ マ、テキサスの3州の放牧場の牛の飼育数は前年同期比で16%減少 し134万頭と、米政府がデータ収集を開始した2002年以降で最低となっ た。

牛肉の小売価格は今年1月に過去最高値に上昇。牛の不足により、 米農産物供給会社カーギルは同月、テキサス州の食肉処理プラントの閉 鎖を余儀なくされている。

原題:Cattle Herds Shrinking as Plains Storms Fail to End U.S. Drought(抜粋)

--取材協力:Elizabeth Campbell.

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