震災から2年:原発洗浄で使われた装備、放射性廃棄の山に

東日本大震災から2年たった今も東 京電力福島第一原子力発電所では、毎日3000人の作業員が放射能の洗浄 などの作業に取り組んでいる。フードの付いた防護服、フィルター付き のマスク、多層の手袋などの装備の大部分が1日の終わりには放射性廃 棄物となる。

730日分のこれらの放射性廃棄物がたまり、放射能に汚染された使 用済み装備はオリンピック用プール6個分。袋詰めにされ鉄製コンテナ に貯蔵された放射性廃棄物は、洗浄など事故後処理の取り組みのジレン マを浮き彫りにしている。福島第一原発の施設に触れたものは全て放射 能に汚染されるためだ。

先週訪れた現地では、第一原発の大破した原子炉建屋を見下ろす高 地にオリンピック用プール100個分に相当する放射能汚染水を貯蔵する タンクが林立していた。汚染水はたまる一方だ。

東電は溶融した260トンの核燃料を取り除くことが可能になるまで 放射能レベルが低下するには8年かかるとみている。米スリーマイル島 原発事故では核燃料を取り出すまでに10年以上かかっている。同事故で は原子炉1基で部分的なメルトダウン(炉心溶融)が起きたが、核燃料 の量は福島第一原発の5分の1程度。

米原子力規制委員会のヤツコ元委員長は「福島でやらなければいけ ないことは、数日、数カ月単位ではなく何年もかかるものだ。非常に大 変な作業で前例がないため、うまく行くのかどうか判断するのは難し い」と述べた。

原題:Fukushima Toxic Waste Swells as Japan Marks March 11 Disaster(抜粋)

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