中国年初の経済指標、低調なスタート-新指導部に課題

中国の今年の工業生産は2009年以来 の低調なスタートを切った。新規融資と小売売上高も伸びが鈍化し、貧 富の格差縮小を目指す新指導部は経済運営でさらに難しいかじ取りを迫 られることになる。

国家統計局が9日発表した1-2月の工業生産は前年同期比9.9% 増。1-2月の小売売上高は同12.3%増と、いずれもエコノミスト予想 を下回った。中国人民銀行(中央銀行)の10日の発表によれば、2月の 人民元建て新規融資は6200億元(約9兆5700億円)に減少。ブルームバ ーグが調査したアナリスト28人中27人の予想値を下回った。

ただ、次期首相就任が確実視されている李克強副首相が国内総生産 (GDP)伸び率目標の7.5%を目指す上で、失業率が4年ぶり低水準 となった米国の需要拡大が追い風になる可能性がある。中国の1-2月 の輸出は前年同期比23.6%増と、10年以来の大幅な伸びとなった。全国 人民代表大会(全人代)は今週末まで続く。

ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド・グループ(RBS)の 中国担当チーフエコノミスト、ルイス・クイジス氏(香港在勤)は「輸 出は中国にとって依然重要な成長のけん引役であるため、輸出が上向け ば他の振るわない一部指標に関する当局者の懸念は和らぐはずだ」と指 摘。「彼らはいざという時にどうすれば成長にてこ入れできるかを知っ ている。従って成長鈍化が許容できない程度まで進めば投資を促すこと も可能だ」と説明した。

原題:China Data Show Weaker Start to 2013 as U.S. Economy Strengthens(抜粋)

--取材協力:Ailing Tan、Penny Peng.

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