中国:年初の生産と小売り予想下回る-CPI10カ月ぶり高水準

中国の1-2月の工業生産と小売売 上高はいずれも予想を下回る伸びにとどまった。2月の消費者物価指数 (CPI)の上昇率は10カ月ぶりの高水準となったが、景気拡大の鈍化 が物価上昇ペースを鈍らせる可能性が示唆された。

国家統計局が9日発表した1-2月の工業生産は前年同期比9.9% 増と、ブルームバーグ・ニュースが調査したアナリスト22人の予想中央 値(10.6%増)を下回った。1-2月の小売売上高も前年同期比12.3% 増と、ブルームバーグが調査したアナリストの予想中央値(15.0%増) に届かなかった。1-2月の都市部固定資産投資は前年同期比21.2%増 加した。予想中央値は20.7%の増加だった。

一方、2月のCPI上昇率は前年同月比3.2%となり、ブルームバ ーグが調査した35人の予想中央値(3.0%)を上回った。

この日発表された経済指標の数字は、新指導部への移行後に金融引 き締めが必要になる時期を遅らせる可能性もある。中国の温家宝首相は 5日、全国人民代表大会(全人代、国会に相当)での政府活動報告で、 今年の成長率目標を昨年と同じ7.5%に設定し、インフレ目標は昨年の 4%から3.5%に引き下げると表明した。

1、2月の経済統計は毎年、春節(旧正月)の休暇の影響でゆがみ が生じる。2月の生産者物価指数(PPI)は前年同月比1.6%低下し た。これで12カ月連続の値下がり。1月も1.6%の低下だった。

原題:China Industrial-Retail Sales Data Signal Moderating Rebound(抜粋)

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