NY原油:続伸、米国の雇用増加で燃料需要拡大見通し

ニューヨーク原油先物相場は続伸。 米雇用統計で非農業部門雇用者数が予想を上回る伸びを示したため、燃 料需要が高まるとの見方から買いが入った。一方、北海ブレント原油は 北海パイプラインの油送量増加を背景に年初来安値に沈んだ。

ニューヨーク原油は週間で1カ月ぶりの大幅高。米失業率は2月 に7.7%と5年ぶりの水準に低下した。アブダビ国営エネルギー会社 (TAQA)関係者は電話取材に対し、ブレント・パイプライン・シス テムの油送量が日量8万バレルの目標に近づいていることを明らかにし た。同パイプラインは2日に原油漏れが見つかって以降、5日連続で閉 鎖された。ドルが対ユーロで年初来高値に達したため、ニューヨーク原 油は下げる場面もあった。未決済約定残高は前日、5日連続で過去最高 を記録した。

エネルギーヘッジファンド、アゲイン・キャピタル(ニューヨー ク)のパートナー、ジョン・キルダフ氏は電話インタビューで、「雇用 統計は経済全体と燃料需要にとって良い兆候だ」と指摘した。その上で 「ドルの上昇は原油などのドル建て商品の上値を抑えるだろう」とも述 べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)の原油先物4月限は前日 比39セント(0.43%)高の1バレル=91.95ドルで終了。週間では1.4% 高と、2月1日終了週以来の大幅高となった。

原題:WTI Oil Rises to Cap Biggest Weekly Gain in a Month on U.S. Jobs(抜粋)

--取材協力:Christine Harvey.

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