米国株(8日):上昇、S&P500種は過去最高値に接近

米株式相場は上昇。S&P500種株 価指数は過去最高値に近づいた。2月の米雇用統計で雇用者数が予想以 上に増加し、失業率が低下したことが好感された。

マクドナルドが上昇。同社の2月の世界全体の既存店売上高は、市 場予想より小幅な減少にとどまった。シティグループも高い。自社株買 いの承認を申請したことが手掛かり。一方、ゴールドマン・サックス・ グループは下落。米連邦準備制度理事会(FRB)がストレスシナリオ の下で想定する中核的自己資本(Tier1)比率が、他の主要米銀よ りも見劣りする水準にとどまった。インターネットラジオ局のパンド ラ・メディアは大幅高。四半期決算で売上高が市場予想を上回った。

S&P500種株価指数は0.5%高の1551.18。ダウ工業株30種平均 は67.58ドル(0.5%)上げて14397.07ドル。両指数とも6営業日続伸 と、1月25日以来の長期上昇局面。

モルガン・スタンレーのマネジングディレクター兼シニア顧客アド バイザー、カーラ・アン・ハリス氏は「企業は採用を始めている。とい うより、ここ数四半期は採用を続けてきた」とし、「雇用をめぐる慎重 姿勢が多少後退し始めている。企業は市場で感じる不透明感を理由に現 状維持を続けてきたが、今は成長に向けて動き始めており、採用ペース は加速する可能性が高い」と続けた。

2月の雇用統計によると、非農業部門雇用者数(事業所調査、季節 調整済み)は前月比23万6000人増。ブルームバーグ・ニュースがまとめ たエコノミストの予想中央値は16万5000人増だった。家計調査に基づく 失業率は7.7%。

過去最高値

S&P500種は今週2.2%上昇と、週間ベースでは2カ月ぶりの大幅 高。新規失業保険申請件数の減少や金融緩和継続への期待感が背景にあ る。同指数は2007年10月に付けた過去最高値(1565.15)まであと1% 未満の水準にある。ダウ平均は過去最高値の更新が続いている。

ブルームバーグのデータによれば、前日はS&P500種の全銘柄 中、約82%が終値ベースで過去50日間の平均を上回った。

RBCグローバル・アセット・マネジメントの米株トレーディング 責任者、ライアン・ラーソン氏(シカゴ在勤)は電話取材で、「これま でと比べれば非常に素晴らしい水準だが、問題はこの数字があまりに好 調で、上昇ペースも速過ぎると金融当局の目に映ったかどうかだ」と し、「過去最高値の更新が続く一方、生きるも死ぬも金融当局次第とい う状況も続く」と述べた。

ボラティリティ指数

モルガン・スタンレー・シクリカル指数は5日続伸。この日 は1.2%上昇し、過去最高を更新した。米国株オプションの指標である シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は3.6%低下し12.59。週間では18%下げた。

マクドナルドは1.7%高の98.71ドルと、ほぼ1年ぶりの高値。

シティグループは3.7%高の46.68ドル。同行はFRBに対し、12億 ドル規模の自社株買いの承認を申請した。

ゴールドマンは2.3%安の152.98ドルだった。

パンドラは18%高の13.79ドル。同社の第4四半期の売上高は54% 増の1億2510万ドルでアナリストの予想平均1億2280万ドルを上回った

原題:S&P 500 Climbs Toward Record as Payrolls Rise More Than Forecast(抜粋)

--取材協力:Tom Stoukas.

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