今日の国内市況(3月6日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日経平均7連騰でリーマン前夜の水準回復、内外景気期待と円安加速

東京株式相場は、7連騰の日経平均株価がリーマン・ショック直前 の水準を約4年半ぶりに上回った。米国の雇用改善傾向やユーロ圏経済 の年内回復期待、国内の街角景気調査の改善がプラスに働き、1ドル =95円に乗せた円安も好感された。自動車やゴム製品、機械など輸出関 連株が上昇。不動産や金融株も高い。

日経平均株価は前日比315円54銭(2.6%)高の1万2283円62銭とき ょうの高値で引け、米証券リーマン・ブラザーズ破綻前夜の2008年9 月12日の終値1万2214円を上回った。TOPIXは16.15ポイント (1.6%)高の1020.50と3日続伸。

プルデンシャル・インベストメント・マネジメント・ジャパンの篠 原慎太郎株式運用部長は、日米で生産が上向くなどマクロ経済が自律回 復する中、「安倍政権が今後打つ政策への期待感、円安進行も重なり、 業の事業環境が今後改善していく確度が高まっている」と指摘した。 TOPIXの来期予想PERは15倍程度で、「バリュエーション面での 割高感もない」と言う。

●債券上昇、先物最高値更新-30年入札結果受け超長期債利回り急低下

債券相場は上昇。市場予想を上回る30年債入札結果を受けて買いが 膨らんだ。先物は史上最高値を更新し、超長期債利回りは大幅低下とな った。

東京先物市場で期先限月6月物の日中売買高は4兆8574億円と、3 月物の3兆6000億円を上回り、中心限月は6月物に移行した。3月物は 午後に入って水準を大きく切り上げ、一時は前日比38銭高の145円50銭 まで上昇。5日に付けた全限月ベースでの最高値145円38銭を更新し た。一方、6月物は同18銭高の145円03銭で取引を終えた。

RBS証券の福永顕人チーフ債券ストラテジストは、 「入札はか なりいい結果で、先物も買い戻しが強い。事前にかなり懸念されて、相 場が調整していたので、そこでは逆に強い需要があった。30年債利回り は再び急低下するなどボラタイルな展開が続くが、日銀の国債買い入れ 強化の期待を背景に最終投資家の目線が2月中旬より前の水準に比べて 切り下がっていることが確認された」と話した。

●円が対ドルで3年半ぶり安値、95円前半-米雇用期待やリスク選好

東京外国為替市場では、円が対ドルで1ドル=95円前半へ下落し、 約3年半ぶりの安値を更新した。海外時間に米雇用統計の発表を控え て、米景気の回復期待から円売り・ドル買い優勢の流れが続いた。

円は対ドルで一時95円45銭と、2009年8月14日以来の安値まで下 落。株価の上昇を背景にリスク選好に伴う円売りが優勢で、円は主要通 貨全てに対して下落した。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司ディレクターは、 これまでは日本銀行の金融緩和期待など「日本発の円売り」だったが、 「今週は米経済指標が良好でドル金利が上昇、それによるリスクオンも 加わり、ドル・円の上昇が実需の円売りやレパトリ(自国への資金回 帰)を吸収した形になっている」と説明。米雇用統計が良好な内容とな れ国の金融緩和の出口が意識され、「日米金利差拡大でドル高・円安さ ら進む」とみている。

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