JPモルガン:スワップ規制で顧客支援が新たな収入源に

米銀JPモルガン・チェースの法 人・投資銀行(CIB)事業のうち、スワップ取引の執行や決済を支援 する投資家サービス部門は、1930年代以来となる抜本的な金融規制改革 のおかげで、収入増に最も貢献する分野の一つに成長しようとしてい る。マネジングディレクターのカルロス・ヘルナンデス氏が明らかにし た。

JPモルガンのCIBの3つの柱の一つである投資家サービス部門 は、スワップ取引の執行や担保、決済に適用されるルールを顧客が順守 する手助けを行い、株主資本利益率(ROE)を今後数年で4ポイント 程度押し上げると期待されている。CIBの他の柱である銀行部門が ROEを約2ポイント、市場部門が3ポイント押し下げると予想される のとは対照的だ。

投資家サービスのグローバル責任者でもあるヘルナンデス氏はイン タビューで、「これらの顧客は長期トレンドとして、執行コストを減ら す必要に常に迫られている。それがわれわれに効率の改善を求める圧力 となっている」と語った。

JPモルガンの2月26日のプレゼンテーションによれば、米金融規 制改革法(ドッド・フランク法)に基づくスワップ取引の規制によっ て、同行の収入は10億-20億ドル(約950億-1900億円)減ると予想さ れる。一方、スワップ取引の執行や担保、決済について顧客の手助けを 行うことで、2015年までに3億-5億ドル(約285億-475億円)の新た な手数料収入が発生し、ある程度の埋め合わせが期待できそうだ。

原題:JPMorgan Sees Profit Gain in Helping Clients Follow New Rules(抜粋)

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