米シティ:1100億円自社株買いの承認求める-増配申請は見送り

米銀3位シティグループは米連邦準 備制度理事会(FRB)に対し、12億ドル(約1140億円)規模の自社株 買いの承認を申請した。同行は昨年、株主への利益還元に向けた当初の 計画がFRBに却下されており、今回は増配の申請を見送った。

シティはウェブサイトに7日掲載した資料で、計画している自社株 買いが「毎年供与しているインセンティブ報酬による希薄化効果を相殺 する」と説明した。FRBは米銀大手18行の資本計画の可否について来 週まで公表しない。

マイケル・コルバット最高経営責任者(CEO)の前任であるビク ラム・パンディット氏は、同行が株主還元を増やしながら景気低迷を乗 り切れるとFRBを納得させることができなかった。コルバット氏はこ の失敗を繰り返さないよう資本計画の策定に当たった。事情に詳しい関 係者によれば、シティ取締役らがパンディット氏の経営は失敗だったと の結論に達した理由の一つは、この時の資本計画却下だったという。パ ンディット氏はその数カ月後に辞任した。

アトランティック・エクイティーズのアナリスト、リチャード・ス テート氏(ロンドン在勤)は、「資本計画の承認が得られなければ、コ ルバットCEOは信頼を全て失うだろう」と指摘していた。

FRBがこの日発表したストレステスト(健全性審査)の結果によ れば、厳しい経済シナリオでシティの中核的自己資本(Tier1)比 率は最も低下した場合でも8.3%と、最低基準である5%を上回る。

原題:Citigroup Seeks $1.2 Billion of Buybacks After 2012 Rebuff (1)(抜粋)

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